061:private
ヘタリア 日+独
※日本電波化注意





――これから貴方にインタビューに答えて頂こうかと思います。
――え?はっ?!

Q.まずは貴方の名前は?
A.それよりなんで日本がここにいるんだ?
――質問を質問で返すなあーっ!! 疑問文には疑問文で答えろと学校で教えているのかッ?
――す…すいません

Q.もう一度訊ねます。あなたの名前は?
A.…ドイツ。ルートヴィッヒと呼ばれることもある。
――ていうか知ってるだろ。なんで今更?
――インタビューですから。
――…そうか。(そういうものなのか?)

Q.なんで今裸なんですか?
A.なんでも何も、自宅で夏で寝起き(ってか起こされた)だからな
――裸族、と。
――誤解を招く言い方をするなー!!

Q.パーソナルデータを一通りどうぞ
A.身長180cm、体重は…太ってはいないと思う。一応20歳。金髪碧眼。誕生日は知らん。えーと…こんなもんか?
――太ってないっていうより軽くマッチョじゃないですか。むきむきー
――日本が痩せ過ぎなんじゃないのか?
――余計なお世話です。

Q.先ほど出た話題に関連してですが容姿に関してドイツさん自身が思うことなど
A.容姿?あー…髪下ろすと兄貴に似るからあんまり人目には晒したくないな。
――世間一般で言うところの「いけめん」であることについては…
――そうか?普通だと思うが。
――(無自覚、と)

Q.っていうかもてなかったんですか?
A.生まれてこの方色んな奴らと憎まれて戦って警戒しての繰り返しだったからな。色恋沙汰には縁がなかった。
――200年引き篭もってた私が言うのもなんですが、世知辛い世の中ですからね。
――全くだ。こんな男の尻触ったり剥いたりして何が楽しいんだか…
――?!
――お陰様で要らん自衛意識までできてしまった。

Q.そのへんkwsk
A.…黙秘する
――けち。
――フンッ!

Q.えー…じゃあ性格について。
A.生真面目とか固いとか言われるがあんまり意識してないな。人付き合いが苦手なのは自覚している。
――(変なとこボケてるとかは言われた事もないのか周りがボケすぎなのか、どっちなんでしょうか)

Q.ご趣味は?
A.菓子作りと犬の散歩とイタリア旅行。
――意外とオトメンですね
――なんだそれは。

Q.じゃあさっき話に出たイタリア君との関係は?
A.友達であり家族のようであり隣にいるべき相手であるような、自分でもよく分からないが…大切な人間だ。
――言ってて恥ずかしくないですか…って耳真っ赤ですね。
――うるさいッ!

Q.イタリア君について思うことなど
A.まず泣き虫だし手榴弾の投げ方一つ覚えないし訓練中抜け出してナンパしたり猫と遊んだりするし砂漠でパスタ食うし俺が水持っててもまた学習せずにパスタ食おうとするし捕虜になっても脱出しようとしないしすぐ人の秘密漏らすし俺の家の犬にいつまでも怯えるし動かないくせに食い意地ばっかり張って勢いのままジェラート食いすぎて腹壊すしそのせいで毎回毎回俺が薬買いに行く羽目になるのはそろそろこりごりだそういえば食っちゃ寝してるのに太らないどころか筋肉が無さ過ぎるもっと訓練に力を入れるべきだあと
――あーそのへんで結構です聞いた私が馬鹿でした。
――む、そうか。

Q.では最後の質問です。私達、友達ですよね?
A.も、もちろんだ。しかし何故…
――では失礼して。
がばっ
――うわあああ!!こら下着を下ろすなあああっ!!!
――チッ、この変○ズ○○ケ○ァッ○ン野郎(小声)
――(今、日本の口から聞いてはいけない悪態を聞いた気がしたが気のせいだよな?!)


――以上でインタビューは終わりです。ご協力ありがとうございました!
――協力というよりも強制だった気がするが…
――あ、もひとつ最後に、はいちーず☆
――は?
――これだけのデータと写真2枚あればとりあえずは充分でしょう
――2枚って・・・それはエイプリルフールのときの!返せええええええええ!!
――はじらう猫耳メイド姿なんて易々と渡せませんよ!ではさらば!


後日
「そういえば日本、前の『インタビュー』とやらの目的は一体何だったんだ」
「友達に金髪ツンデレマッチョが居ると言ったら、詳しいデータをくれと知り合いに頼まれまして。ほら、女性の頼みって断りづらいじゃないですか」
(「断りづらい頼み」のために俺は…)
「ドイツさん、どうしました?顔色悪いですよ」
「なんでもない。放っておいてくれ…」






「private:私的」
日本が電波すぎてすいません。うちの枢軸はだいたいこんなかんじ。
最後の女性は多分日本のオタ友かなんか。