日+独・ギャグ 日「オタク御三家といったら日米仏の三ヶ国だと思っていたんですけど、ドイツさんも結構うちの漫画好きなんだそうですね」 独「そうだな。フランスで行われるジャパンエキスポのようなもの(=Animagic)も行われている」 日「というわけでドイツさんちでの漫画の売り上げ調べてみました」 独「ちょ、ちょっと待て!それは…っ!!」 日「漫画グリム童話はわかるんですよ、本家ですから。でも、Mit Manga zeichnen lernen(=漫画の描き方)って…」 独「…技術の向上は良いことだからな、うん」 日「加えて、美少年美少女の描き方」 独「……」 日「そして、ふたりエッチ。しかもロングセラー」 独「ぐっ…」 日「売り上げだけかと思ってたらドイツさんちの書斎で全巻見つけました」 独「隠し扉の奥に仕舞ってあったはず、いつのまに!!」 日「忍者の技術ナメないでください」 日「そんなに凹まないでくださいよ」 独「……ほっといてくれ」 日「そうだ、コミケ前に一緒に原稿合宿しませんか」 独「なにっ?」 日「貴方のような真面目で理解と技術のある方を探していたんです!さあ一緒に萌え探求の旅へ行きましょう」 独「日本…」 お互いに手と手をとるふたり。こうやって着々と日本は仲間を増やしていくのでした。 ソースはここ→http://image.blog.livedoor.jp/dqnplus/imgs/5/d/5d6edebb.jpg こんなドイツいやだ。 |
枢軸・ギャグ 日「イタリアくん。ちょっと頼みがあるんですけど」 伊「なにー?」 日「『ディ・モールト ベネ』って言ってもらっていいですか?」 伊「え、文法おかしいよそれ」 日「いいんですよそんなことは」 伊「へぇ…『di molto bene』 こんな感じ?」 日「ふふ、ありがとうございます。やっぱ本場の発音はイイですねぇ」 伊「なんかこれ意味あるの?」 日「私にとっては。まぁ趣味です。 …あ、ちょうどいいところに!ドイツさん、『うろたえるんじゃあないッ! ドイツ軍人はうろたえないッ』って言ってもらっていいですか?」 オタクな日様はジョジョくらい完全網羅してるに違いない。 そーいやキャラソンでドイツが「うろたえるな!」って言ってるの聞いてちょっと吹いた。 |
独普独・ギャグ フィンのおうちで『奥様運び大会』の亜種・『兄弟姉妹運び大会』が行われるとききつけたゲルマン兄弟。 普「なぁ、俺が運ばれる側なのはいいとしても、この格好はどうなんだよ」 独「エストニアスタイルが嫌だと言ったのは兄さんじゃないか」 普「アレよりはマシだけど、ファイヤーマンズキャリーもどうかと思うぜ。なんか俺が要救助者みたいじゃねーか!」 独「注文が多いな…。慣れや動き方を考えてた上で優勝を視野に入れての決定だ。商品の「体重分のビール」が欲しくはないのか」 普「そりゃあ欲しいぜ!でも、『全ての参加者はとにかく楽しまなければならない』がルールだろ。つまりは規則だ。俺はこの格好で楽しめる気がしない!」 独「そうか、規則か…。ならば兄さんはどのスタイルなら楽しめるんだ?」 普「……だ…」 独「どもるな。よく聞こえない」 普「あーもう!お姫様抱っこがいいって言ってんだよ!!」 独「つまりは横抱きか。ならばそれで優勝が狙えるように努力しよう」 普「え、いいのか…?それでこそ俺のヴェスト!楽しみにしてるぜ」 「兄様運び」独普兄弟の有力対抗株は、にーにか祖国様を運ぶ湾ちゃんだと思われます。 |
英&仏・シリアス気味 フランスが家に帰ると、すでに先客がいた。 「よおフランス。まずい飯食いにきてやったぜ」 「なんだイギリスか…はぁ」 「ん、どうした?何かあったのか」 「いや、たいしたことねーよ」 「そう言われると気になるじゃないか」 「ま、『俺達』にとってはよくあることなんだけどな」 「?」 「今日うちんとこの街歩いてたら、ばあさんに名前呼ばれてさー。あ、人間名の『フランシス』の方な」 「知り合いだったのか」 「昔の彼女だった」 「あー……なるほどな。でその人は、名前も顔も昔と違わないお前になんか言ったのか」 「『不思議な人だとは思ってたけど、まさか40年前と同じ姿のまままた会うなんてね』とか言われたから『俺は全ての美しい女性の恋人なんだ。あんまりはやくよぼよぼになっちまったらこれから生まれるまだ見ぬレディ達に失礼だろ?』って言って誤魔化してきた」 「フッ、お前らしいな」 「人間に混じって生きてると、俺達が『国』であることを忘れちまうよなぁ…。でも時の流れが現実に引き戻してきやがる」 「今ので、昔上司に『お前は会った時から今までずっと幼いくらいに若いまま変わらない』って言われたことを思い出したぜ」 「俺も似たこと上司の嫁さんに言われたぞ。『ずっと若いままでいわれるなんて羨ましい』ってさ」 「俺がさっきの言葉聞いたのが、上司が亡くなる寸前でさ、同じ言葉を聞いて何も出来ないままこれから先もずっと見送らなきゃいけないのかって。それでも人間は俺達を羨ましいって言うのかって思った」 「…じゃあお前は『国であること』を辞めたいのか?」 「いや」 「あら即答」 「じゃあフランスは辞めたいって思ってるのか」 「いんや」 「たった今まで溜息ついてたお前だって即答じゃないか」 「今日みたいに凹むこともあるけど」「散々な目にあったりもしたけど」 「「お前みたいな馬鹿がいるからまだやっていける」」 過去拍手お礼再録。 イギリスとフランスは悪友萌え。 過去とか上司との関係とかは果てしなく捏造です。 |
仏独・甘め? 「スペインが見たら喜びそうだな」 足元に落ちた薔薇を拾い上げながらドイツが言う。内職用のテープと針金があれば一輪の造花ができそうなそれは、フランスのウィンクひとつで飛び出してきたものだった。どういう原理なのかは本人にも分からないらしいが、会議中によく内職をしている件のスペインはウィンクをすればハートが飛び出しおまじないをすればきらきらした何かが飛び出すそうなので、『国』という人間の中ではそんなに珍しいことではないのかもしれないとドイツは思う。 「なんだよ、お兄さんのこの彫刻のような肉体の感想がそれ?」 「これは薔薇への感想だがな。―――ふむ、感想か…もうすこし筋肉をつけた方が良くないか」 「ちょ、EU主要二ヶ国がそろってむきむきになったら半端じゃないむさ苦しさになるでしょーが!俺だったらそんな会議欠席するね」 「そうか」 率直な感想を言ったら言ったで文句をたれるのかと思いながらそれは口に出さず、フランスがばちーんばちーんとウィンクをしながら薔薇の花を生産する様を見ていた。愛の国を自称するフランスらしく、一つの例外も無く真っ赤な薔薇のみがあたりに広がる。 こんなもんか、と言いながらフランスはそれを拾い集めドイツに差し出す。 「おにーさんの愛の形、どうぞ」 「……それが俺の国でどういう意味をもつか分かって言っているのか」 「そりゃあお隣だし長い付き合いだからね」 随分と安上がりで随分と情熱的な愛なんだな、と率直な感想を言ったら言ったでやっぱり文句をたれられそうなので、ドイツは「そうか」とだけ言って薔薇の山を受け取った。物理的にも地理的にも隣に居るこの男が満足そうだから、それでいいかと思った。 ご本家のタンクトップ兄ちゃんに触発されて。タンクトップ祭り万歳。 |