年の差の恋のお題
配布元:恋したくなるお題
カプは政小のみ、無駄に100文字縛り




01. 未経験区域
「人間の想像力ってすげぇよな。こんな体位キツいだけじゃねえか」
「政宗様、昼間から春画なぞ…ん、この程度ならまだ普通…」
「really?!」
「……お忘れください」
俺の情人は時々パネェ。



02. 大事にされてるのは分かるけど
口付けしようとする俺を諫めるのも、昼間からサカる俺を止めるのも、奥州筆頭としての俺の面子をつぶさないためだって分かってる。分かっていても好いた奴につれなくされれば俺は拗ねるんだ。you see?



03. 年では大勝、恋は完敗
十も離れている、言わば育て子のような主を恋い慕うのは罪だ。だが桜の下に座す姿には心臓が高鳴るしこちらに笑みを向けられれば頬が緩む。
この心情を支配できない限り俺はこの方に生涯敵わないのだろう。



04. 不釣合いだなんて言わせない
あなたはもっと相応しい姫君に御心を向けるべきなのです、と小十郎は言う。出自も性別も関係ない、お前だから好きなんだと何度言えば伝わる?何度言えばその分厚い壁を取り払ってくれるんだ?なあ、小十郎。



05. 今のままで十分可愛い
「こんな強面に大きな傷まであるどこが良いのですか」
呆れたように小十郎が呟く。
「例えばそんなことを気にしちまうところがvery cuteだ」
と政宗が得意気に言うものだから、元傅役は溜息をつくしかなかった。



06. 恋人同士に見られた日
「もっとたんれんすれば大きくなれるんだな!なら今すぐにでもいっぱいけいこをして小十郎にふさわしい男になるぞ!」
この聊か気になる言い回しを子供の戯言として見逃したのが小十郎の大きな敗因のひとつだった。



07. あなたに追いつく目標
「やっと一本とれた…ぜ…」
「成長なさいましたな」
息を切らせて漸く1回勝てたのに、傅役且つ剣の師匠は少し息が荒いだけでいる。
勝ち越せるようになったら告白しようと決意していることをこいつは知らない。



08. そんな顔もするんだね
百戦錬磨だと噂に聞いていた。なのにこの十も年上の恋人は、山ほど色恋の経験を積んでいるはずの恋人は、俺の不意打ちの口付けで一気に顔を赤くしている。
…そういうのやめろよ、真昼間なのに襲いたくなるだろうが。




日記ログって訳じゃないですが、短文集なのでログ扱いで。

10.7.15